高血圧+糖尿+腎障害→オルメテックでケアしましょう

Archive for 9月 2015

オルメテックの有効成分はオルメサルタンという名前で、ディオバン(バルサルタン)、イルベタン(イルベサルタン)、ミカルディス(テルミサルタン)、アジルバ(アジルサルタン)などと同様にアンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)に分類される高血圧症治療薬です。オルメテックの作用機序に関してですが、副腎皮質球状層という場所に存在するアンギオテンシンAT1レセプターを競合阻害することによる、そこからのアルドステロンの分泌を抑制し、血液量減少、血管拡張を引き起こすことで血圧を低下させます。この薬の欠点は副作用、薬物間相互作用の心配をほぼしなくて済む、比較的安全性が高いという点です。オルメテックの添付文書では65歳未満の服用と65歳以上の服用とで副作用発現頻度に差は見られなかった、と記載されており、高齢に伴う腎機能低下、肝機能低下もさほど気にすることなく使用することが可能となっています。また動脈硬化の改善効果に長けている点が優れています。ARBと同様によく高血圧治療に使用されるカルシウムブロッカーと動脈硬化改善効果を比較したところ、1年後にはARBの方が動脈硬化を有意に改善したという結果が得られています。
このオルメテックは動脈硬化を治すのでしょうか。その答えは動脈硬化を治すことはできませんが動脈硬化を改善することはできます。動脈硬化には血圧以外にも、血糖値上昇を起こす糖尿病、コレステロール値上昇を引き起こす脂質異常症も原因となります。ですからオルメテックで血圧を下げる治療だけを行うだけでは動脈硬化を治すことはできません。他の生活習慣病の治療も並行して行うことが、動脈硬化を改善し、合併症を防ぐには重要です。